秋保大滝植物園
秋保大滝植物園には、宮城県内の山地や山麓の草木を中心に約200種、15,000本の植物を植裁展示しています。シャクナゲやツツジ類が花咲く季節と紅葉の頃は、ひときわ鮮やかです。その他、園内には炭焼き小屋やすだれ滝もあり、四季折々の自然観察や散策の場として最適です。
また、隣接地には、大滝不動尊や「日本の滝100選」に選ばれた秋保大滝があります。
開園時間 |
午前9時〜午後4時30分 |
開園期間 |
4月〜11月
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休園日 |
開園期間中は無休
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所在地 |
仙台市太白区秋保町馬場字大滝5 |
連絡先 |
電話:022-399-2761 |
利用料金 |
大人240円 高校・大学生180円 小・中学生120円 ※未就学児は入園無料です ※5月4日みどりの日は入園無料です
【次の方は入園料が無料になります】
- 仙台市内にお住まいの65歳以上であることを証明する書類をお持ちの方(仙台市豊齢手帳(カード)、健康保険証被保険者証、介護保険被保険者証など)。
- 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方(付き添い方の入園料も無料となる場合がありますので窓口にお問合せください)。
- 戦傷病者手帳をお持ちの方。
- 被爆者健康手帳をお持ちの方。
- 外国人留学生の身分を証明する「在留カード」と「学生証」をお持ちの方。
- どこでもパスポートをお持ちの小・中学生。
- AZ9、大崎ゆめっこ、ゆうゆう、登米ジュニア、栗原グリーン、フリーパスポートをお持ちの小・中学生は、土日祝日及び春夏秋冬休みの期間中入園無料。
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駐車場 |
100台(無料) |
交通機関 |
JR仙台駅前バスプール8番より宮城交通バス「秋保大滝行」に乗車
⇒終点「秋保大滝」下車 徒歩3分
JR愛子駅前バスプール2番より仙台市営バス「二口行」又は「野尻町北行」に乗車
⇒「秋保大滝」下車 徒歩3分
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秋保大滝植物園だより
園内に咲く四季折々の花や色とりどりの実、季節を告げる生きものなどの自然の情報を、季節を追ってお届けします。ダウンロードのうえご覧下さい。

秋保大滝植物園だよりNo.30・夏号(PDFファイル)
秋保大滝植物園だよりのバックナンバーはこちらをご覧下さい。

植物園で見られる自然
春の見ごろ
 マルバマンサク[丸葉満作] 花:3月 雪解け前に開花。園内の野生のマンサクはマルバマンサク。 |
 ムシカリ[虫狩り](オオカメノキ) 花:4月 園内の自然林に多くみられる。 |
 フクジュソウ[福寿草] 花:3〜4月 秋保でも自生地がわずかに残るのみ。 |
 オダマキ[苧環] 花:5月 花の形が麻糸を巻いた道具(苧環)に似ている。 |
 アセビ[馬酔木] 花:4〜5月 万葉植物のひとつ。有毒植物。 |
 ホソバシャクナゲ[細葉石楠花] 花:5月上〜中旬 他のシャクナゲより葉が細い。 |
 ミツガシワ[三槲] 花:5月 園内の池に咲く。 |
 キバナコウリンタンポポ[黄花紅輪蒲公英] 花:5月 全体に毛が密生。 |
 キブシ[木五倍子] 花:4〜5月 雌雄異株。園内北遊歩道にあり。 |
 アズマシャクナゲ[東石楠花] 花:4月下〜5月上旬 当園のメインの花。ウラジロともよばれる。 |
 エビネ[海老根] 花:5月 野生のものは激減している。園内の山野草囲い内にある。 |
 ヒメシャガ[姫射干] 花:5月 やや乾いた林下を好む。 |
 ミツバアケビ[三葉木通] 花:4〜5月 園内のアケビの種類では一番多い。 |
 サトザクラ[里桜] 花:5月 人為的な交配などによりできた園芸品種。 |
 ユウシュウンラン[祐舜蘭] 花:5月 ギンランの変種。高さ10〜15cm。葉も退化し小さい。絶滅危惧種。 |
 シロバナセイヨウウツボグサ[白花西洋靫草]帰化 花:5〜6月 白い花を咲かせる。 |
 ハウチワカエデ[羽団扇楓] 花:4〜5月 葉が大きい。カエデ科からムクロジ科に変更。 |
 レンギョウ[連翹] 花:4〜5月 雌雄異株。葉より早く開花する。 |
 オドリコソウ[踊子草] 花:5月 花の形が笠を被った踊り子の姿を思わせる。 |
 ヤマエンゴサク[山延胡索] 花:5月 群れて生える。 |
夏の見ごろ
 ハナイカダ[花筏]雌雄異株 実:8〜9月 ハナイカダ科に変更になった。葉っぱの上に実がつく。 |
 ハクサンシャクナゲ[白山石楠花] 花:5〜6月 花弁の内側に淡緑色の斑点がある。 |
 ウメガサソウ[梅傘草] 花:6〜7月 5〜10センチほどの小さな植物。園内では希少。 |
 キエビネ[黄海老根] 花:5〜6月 名前通り花色が黄色で目立つ。 |
 ナツツバキ[夏椿] 花:7月 落葉樹。夏に咲く椿のひとつ。 |
 イワガラミ[岩絡] 花:6〜7月 アジサイ科に変更になった。白い花弁のようなものは装飾花。 |
 タチギボウシ[立擬宝珠] 花:8月 園内のあちこちに咲く。 |
 ヒメヒオウギズイセン[姫檜扇水仙] 花:7〜8月 園芸品。 |
 ベニバナニシキウツギ[紅花二色空木] 花:5〜6月 花は初めから紅色で変化しない。 |
 ムクゲ[木槿] 花:8月 花は1日で終わる。 |
 トモエソウ[巴草] 花:7月 ねじれている花弁の形から名前がついた。 |
 キキョウ[桔梗] 花:7〜8月 秋の七草のひとつ。園芸品。 |
 セイヨウアジサイ[西洋紫陽花] 花:7〜8月 アジサイ科に変更になった。土壌の酸性度や肥料によって色が変わる。 |
 ヤマホタルブクロ[山蛍袋] 花:7月 紅紫色と白色の2種類あり。萼片は反り返らず膨らむのが特徴。 |
 ヤマユリ[山百合] 花:7〜8月 花は大輪で強い芳香がある。当植物園のメインのひとつ。 |
 スイレン[睡蓮] 花:7〜9月 当植物園の初夏から夏を彩る、春のシャクナゲに続くメインの花。濃桃、桃、黄、白、小型種あり。 |
 ネムノキ[合歓の木] 花:7月 夜になると小葉が閉じて垂れ下がる。花は夕方開花する。 |
 レンゲショウマ[蓮華升麻] 花:8〜9月 ハスの花に似ている。太平洋側の深山に生える。 |
 ギンリョウソウ[銀竜草] 花:6〜9月 腐生植物。和名は鱗片葉に包まれた全体の姿を竜に見立てたもの。 |
 モリアオガエル[森青蛙] 時期:6〜7月 スイレン池の周りにある樹木の枝先に、泡状の卵塊を産む。 |
秋の見ごろ
 ヤマブドウ(実)[山葡萄] 実:10月 食べられる 日本に野生するブドウの代表。高級つる細工に使われる。 |
 シラヤマギク[白山菊] 花:8〜10月 茎や葉にザラザラした毛が生えている。下部の葉の柄は長く、ひれがあるのが特徴。 |
 オミナエシ[女郎花] 花:8〜10月 秋の七草のひとつ。野生のものは激減している。花の時期、臭いにおいがする。 |
 ヒオウギ(実)[檜扇] 実:9月下旬〜11月 初夏に黄赤色の花を咲かせる。種子は黒く光沢があって綺麗なので、お客様にも親しまれている。 |
 ガマズミ(実) 実:9月下旬〜11月 食べられる スイカズラ科からレンプクソウ科に変更になる。ヨツズミ、ヨソゾメとも呼ばれる。 |
 ヒメシャジン[姫沙参] 花:8〜9月 ミニ高山区にあり。日本の固有種。日当たりのよい岩場の割れ目や砂礫地を好む。 |
 ツルニンジン[蔓人参]蔓性 花:8月下旬〜9月 キキョウの仲間。根は太く、朝鮮人参に似ている。傷つけると白い汁がでる。 |
 ミョウガ(実)[冥加]半野生化 実:9〜10月 まれではあるが、夏の気象条件があうと多く観ることができる。 |
 ムラサキシキブ(実)[紫式部] 実:10〜11月 クラツヅラ科からシソ科に変更になった。園内の西から北遊歩道沿いにみられる。 |
 ノコンギク[野紺菊] 花:8〜10月 野や山にごく普通に生えている。葉の両面には毛があり、ザラザラしている。 |
 ツルリンドウ(実)[蔓竜胆] 実:9〜11月 蔓性。花と実が同時につくこともある。花より実のほうが目立つ。 |
 コルチカム(イヌサフラン) 花:10月 ユリ科からイヌサフラン科に変更になった。球根で増える。園芸品。 |
 シロバナハギ[白花萩] 花:9月 マメ科植物の路にあり。ニシキハギの色変わり。 |
 キクタニギク[菊渓菊](アワコガネギク) 花:9〜10月 秋保周辺では崖や土手のような場所に生えている。栽培菊の葉に似ている。 |
 シロバナホトトギス[白花杜鵑草] 花:10月 園芸品。四季の散策路にあり。園内には、野生のシロバナヤマジノホトトギスも自生している。 |
 ブルーサルビア 花:8〜10月 園芸品。花壇に植栽している一年草。毎年植え替えを行なっている。正式名はメアリー・セージ。 |
 アクシバ(実)[灰汁柴] 実:8〜10月 園内の自然散策路やすだれ滝遊歩道沿いに多く自生している。実は7ミリほどで赤く熟す。 |
 シュウメイギク[秋明菊]白花品種 花:9〜10月 科は違うが、菊の花に似ていることから名がついた。本来の紅紫色もあり。 |
 タマゴダケ[玉子茸]キノコ 発生時期:8〜9月 初めは白い玉子形のツボをかぶって出てくる。園内の所々に発生する。 |
 カマキリ[蟷螂] 繁殖時期:5〜10月 園内のあちこちで観ることができる。 |
もみじ特集
 ハウチワカエデ[羽団扇楓] (別名:メイゲツカエデ) 葉柄は短い。葉は大きく、切れ込みが浅い。 |
 イロハモミジ (別名:コハモミジ、タカオカエデ、イロハカエデ) 葉は先が尖り、掌状に5〜7深裂する。園内に自生は無い。 |
 オオモミジ[大紅葉] イロハモミジの変種。イロハモミジより葉が大きく、7〜9裂する。縁には細かくそろった鋸歯がある。 |
 ヤマモミジ[山紅葉] イロハモミジやオオモミジに似ているが、葉の縁は著しい重鋸歯または欠刻状の鋸歯がある。 |
 コハウチワカエデ[小葉団扇楓] (別名:イタヤメイゲツ) 葉柄に軟毛がある。葉は掌状に7〜11裂する。 |
 イタヤカエデ[板屋楓] 葉は楕円形で5〜7中裂又は浅裂。葉の大きさや裂け方などは変異が多い。 |
 ウラゲエンコウカエデ[裏毛猿猴楓] イタヤカエデの変種。葉は掌状に5〜7深裂。葉裏の脈基部と脈状に毛がある。 |
 ヒトツバカエデ[一葉楓] (別名:マルバカエデ) 葉は当卵状円形で、切れ込みは全くない。基部は心形。 |
 チドリノキ[千鳥の木] (別名:ヤマシバカエデ) 葉は卵状長楕円形で平行する多数の側脈が目立つ。切れ込みはない。 |
 カジカエデ[梶楓] (別名:オニモミジ) 葉は掌状に5裂する。上部の3裂が大きい。 |
 コミネカエデ[小峰楓] 葉は5〜8センチで、掌状に5深裂するものが多い。裂片の先は尖る。 |
 ウリハダカエデ[瓜膚楓] 葉の質はやや厚く、上部が浅く3裂する。樹皮が暗緑色でマクワウリの実に似ているのでこの名がある。 |
 メグスリノキ[目薬の木] (別名:チョウジャノキ) 葉は3出複葉。裏面に灰褐色の毛が密生。 |
 ミツデカエデ[三手楓] 葉は3出複葉。縁には荒い鋸歯。裏面脈状には白い毛あり。 |
 オオモミジ (品種名:ノムラ) 古名はムサシノ(武蔵野)。縁には細かくそろった鋸歯。裏面はやや光沢あり。 |
 ヤマモミジ (品種名:ベニシダレ) 新芽は鮮やかな紅色で、開ききると紫紅色になる。葉は7〜9全裂し、裂片は細かい。縁には欠刻状の鋸歯あり。 |
 植物園の出入り口前のイロハモミジの品種。4月下旬〜5月上旬までの芽吹きの時期の深紅の色合いが最高のモミジ。秋の紅葉はあまり目立たない。 |
 昨年仲間入りしたオオモミジの品種。春から秋まで赤い色を保つが、特に春と秋が最高。芝生広場の手前に植栽している。 |
 植物園出入り口付近のヤマモミジ。その年の昼夜の温度差によって色の変化が見られる。園内の自然林にも多く自生している。 |
 芝生広場東のウリハダカエデ。ウリハダカエデは黄色から橙色が主。紅葉の当たり外れがなく、毎年目を楽しませてくれる。 |
催し物案内
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