7日:白露・はくろ
大気が冷えはじめ、露ができる季節。昼は暑くても、夜温は下がり秋らしくなってきます。
22日:秋分・しゅうぶん
秋分は昼夜の長さがほぼ等しくなる日です。これから昼の時間がだんだん短くなります。
夜の結露で、うどんこ病などの病原菌が活発になります。また、チャドクガなどの毛虫やイモムシ類も再度発生します。こまめな見回りと早めの防除を心がけましょう。
カミキリムシの幼虫は樹皮の下でふ化し、幹を食害するので、バラやモミジ、イチジクなどカミキリムシの付きやすい樹種は木くずが出ていないかを十分観察しましょう。
暑さが峠を越えて涼しくなりはじめます。イチジク、ナシ、ブドウなどが収穫最盛期を迎えます。また、この頃新梢では、花芽の分化、発達が続いています。特に鉢植えは乾燥に注意しましょう。樹勢の弱い徒長枝は整理し、樹冠内の日当たりと風通しを改善します。
気温が下がるにつれて、夏バテ気味だった草花も生育を再開します。秋の開花に向け、伸びすぎた軟弱な枝の切り戻し、追肥、病害虫の防除を行います。春〜初夏に咲く、秋まき草花の種まきの適期です。長雨による過湿や、台風にも注意しましょう。
夜温が下がると共に生育が活発になります。冷涼な気候を好む種類も生育に合わせて、少しずつ水やりを増やします。空気が乾燥してくると、植え替え、株分けなどの作業も可能になります。
真夏にくらべて太陽の高度が低くなってくるので、遮光率や日よけの位置を見直しましょう。デンドロビウムやシンビジウムは30%程度、カトレアやオンシジウムは50%の遮光が目安です。
天候がよくても気温が下がると吸水量が減ってきます。過湿にならないよう、植え込み材の乾き具合を見てから水をやるようにしましょう。