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2024年9月〜10月の園芸相談

昼間は残暑が厳しい9月ですが、日が短くなるにつれて夜温が下がってきます。草花や野菜の種まき、宿根草の株分けなど、秋の作業は適期が短いので、タイミングを逃さぬように行いましょう。

今月はこんな質問が届いています。

Question

Q-1

鉢植えのセダムが長く伸びて格好が悪くなりました。切り戻してもよいのでしょうか。

Q-2

春に、シクラメンの実がなったので種を取りました。秋に種をまく、と聞きましたが、まき時期と育て方を教えてください。

Q-3

チューリップを毎年植えていますが、地植えのものはちゃんと咲くのに、鉢植えは芽が出るのに花が咲かない株が多くあります。雑誌で見るようにぎっしりと咲かせたいのですが。

Answer

        
A-1
セダム 鉢とのバランスを見て、適宜切り戻して大丈夫です。切った枝先はさし芽にして育てておきましょう。9〜10月はさし芽の適期です。よく切れる刃物で3〜4節以上の長さにカットし、数日切り口を乾かしてから新しい用土に挿しましょう。10日ほどして、新芽が動き出したらたっぷり水をやります。

                 
A-2
シクラメン シクラメンのタネは暑さが過ぎた9月下旬頃からまくことができます。タネはまく前に数時間水につけて吸水させ、沈んだタネを使います。清潔な水はけのよい用土を用いて、3号ポットに3粒ぐらいづつまきます。0.5〜1センチ程度土をかけ、たっぷり水をかけます。発芽までは新聞紙などで覆って暗くし、室内で管理します。発芽までは1〜2か月かかります。その間は用土が乾かないよう管理しましょう。発芽がそろったら日向に移し、本葉がでてきたら少量の肥料を与えてゆきます。生育に合わせて鉢ましをしてゆき、順調に育てば15か月ぐらいで花が見られます。

        
A-3
チューリップ チューリップ球根を鉢植えにする場合、11月ごろ、イチョウの葉が色づくころを目安に植え付けます。できるだけ深さのある鉢を選び、球根が隠れる程度の浅植えにしましょう。植え付け前に球根の茶色の皮をむいておくと、きれいに発根、発芽します。市販の球根を植えて、芽が出たのに葉ばかり育って咲かない場合、冬の水不足が疑われます。秋植え球根は、地上に芽がない時期も根が伸びています。特に積雪や降水の少ない太平洋側では、冬の間も温かい日の午前中などにしっかり水を与えましょう。

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